2019年4月7日(日) 晴天
鍬潟 功一 49歳 (鹿児島県いちき串木野市) 56cm 3枚(美千丸艇)
友達に誘われて初めて大会に参加させてもらいました。
テンヤ釣りは素人と言っていいほど経験がなく、遊漁船での釣りも初めてで、
正直なところ大物を狙うことよりも大好きな海で楽しく魚釣りが出来れば
いいかなぐらいの気持ちで参加しました。
餌は冷凍のエビを使い、いざ釣り始めてもしばらくは他の人ばかりにアタリが
続き、自分には全くこず今回はこのまま何も釣り上げずに終わってしまうのか...
と思いながらも粘っていると、やっとアタリが来ました。
鯛ではないようなグイグイと重苦しい引きでサメがかかったのか?と思っていま
した。
しかし、いざ魚影が見えてくると桜色をした鯛!!
釣り上げた大きさを見てびっくりしました。
10時頃にもまたアタリがあり今度は更にそれを上回りサイズアップで56cm!
船長さんや周りのみなさんが「これは優勝やが」と海の上で嬉しい声をかけて
もらいました。
今回は天候にも恵まれ楽しく釣りができ、何よりも「あんたが鯛賞」まで頂けた
こと本当に嬉しく思います。
限られた時間で色々と釣り方の勉強もさせてもらい充実した1日でした。
更に、釣りが大好きになりました。
ぜひ、また挑戦してみたいです。ありがとうございました。
使用タックル
ロッド メジャークラフトクロスステージセンシティブゲーム
リール シマノ エアノスXT2500S
ライン シーガー PE0.6 X8
リーダー ダイワ 船ハリス 3号 6メーター
テンヤ ハヤブサ 誘導テンヤ 6号
堂園 佳督 39歳(鹿児島市) 7枚(美千丸艇)
前回大会に続いて、2回目の参加をさせていただきました。
普段はゆたか丸の一員として、一つテンヤにご案内する立場ですが、当日ばかりは
お祭り参加で、選手として真剣勝負でした。
いつも釣っている海域ですので、ポイントのパターンを理解していた点が「うまか
っ鯛賞」をいただけた要因かと思います。
大会10日前辺りはマダイの活性が高く、船下で良くヒットしていたのですが、その
後に入った寒波の影響からか、魚探の反応は良好だが口を使わない状態が続いてい
ました。
そのような状況の際はスローな巻き上げ動作にマダイが反応するケースが多かった
事を思い出し、途中からはリフト&フォールの誘いを封印してロングキャスト+ス
ロー巻で丁寧にレンジを探っていきました。
同船の田中氏(前々日にゆたか丸でプレ釣行済み)も同様の釣り方でマダイを7枚
キャッチされましたので、当日に限ってはパターンがハマったと思います。
私個人としては型が出なかったのでその点を反省点とし、次回は優勝を狙って頑張
ります!
今回の使用タックル
ロッド : 天龍 レッドフリップ リアクションテンヤ 772SML
リール : シマノ ステラ3000MHG
ライン : サンライン スーパーブレイド5 1号
リーダー: サンライン フロロ 3号
テンヤ : 自作誘導テンヤ(30gタングステンヘッド) グリーン主体
エ サ : 小型活きエビ(地場採取)
福﨑 寅矢 8歳(鹿児島市) 23cm 規定によりリリース
2回目の錦江湾カップでした。
去年の秋から優勝をめざして練習しましたが残念でした。
なかなか釣れなかったですがとても楽しいかったです。
次はぜひ優勝できるようがんばります。
使用タックル
ロッド DAIWA テンヤゲームX MH240
リール DAIWA IMPULT2500H-LBD
テンヤ DAIWA 紅牙テンヤ TG-SS夜光キャンディ、赤金
ライン GOSEN ドンペペ8 PE1号
リーダー DAIWA デイーフロン船ハリスFX 2号
エ サ 活きクロエビ
小野 譲 42歳(鹿児島県霧島市) オオモンハタ 45.8cm
伊與田 宗一郎(鹿児島市) 永田 哲三(福岡県大牟田市) 54.6cm 51.8cm
優勝者以外の遊漁船での最大魚を釣られた方。
第12回錦江湾カップが、初めてフィールドを東シナ海の江口漁港
で開催されることとなった。
二年ほど前から、ひとつテンヤに力を入れているという遊漁船があ
るとのことで、取引先の別府フィッシングセンターさんに行ってい
るとき、一人のお客様が熱くひとつテンヤを語っており、感じのい
い方だったので、帰られてから店長さんに、遊漁船の船長さんって
聞いたら、江口漁港でゆたか丸という遊漁船をされているというの
を聞いて、ここから、全てが始まってきた。
昨年、5月位から時々、乗船させて頂き、ひとつテンヤを始めたが
まだポイント開拓を始めて、一年ちょっとということで、鯛もポツ
ポツしか釣れていなかったが、ひとつテンヤの聖域、千葉県大原の
ように、10~30m前後の水深が長く続く場所で、ひとつテンヤ
に最適なフィールドだった。
しかも、鯛以外の外道が、キジハタ、オオモンハタなどの高級魚に
10kgクラスのブリなどの青物も含まれラインをあっという間
に100m出されるなど釣りとしては非常に面白いフイールドだっ
た。
過去11回は、重富漁港だったが、事務局長やいつも参加している
仲間からも、そろそろ場所を変えても良いのではと意見もあり、昨
年秋ぐらいに、ゆたか丸さんに相談したら、ゆたか丸よりも、江口
漁港に人が来てくれる事が嬉しいので宣伝にもなるし、活性化にも
なるということで、船長様からもぜひやりましょうと快く承諾して
くれた。
代表の私としては、まだ、こちらのフィールドでの釣行は少ないの
で、開催時期などが判らないが、二年前からの釣行の結果、ゆたか
丸さん、今回参加してくださった、美千丸、成丸さんなどの船長様
が話し合って、この時期となり、開催となった。
1月に入り、ポスター製作に入り、2月初めから、募集を開始した
いつもは、早い人は早いのだが、一般的には、開催1ヶ月〜2週間
位前にポツポツと募集が来て、満席になるかが心配だったが、今回
は、募集開始、一週間もしないうちにゆたか丸さんは満席となり、
2月の終わり前には、全てが満席という有難い異常事態となった。
メールなどで、申し込みしようとしたら満席になっていたと連絡も
数名から頂き船を増やそうとも考えたが、トレイ設備がないとのこ
とで、今回は断念。
申込出来なかった方々には、誠に申し訳ないこととなったが、次回
からは早めの申込をお願い致します。
さて、大会当日までに、数回調査釣行に行ったが、大会前に近づく
に潮の関係もあるが、反応も渋くなってきて鯛の数があまり伸びな
い、そして、錦江湾内と違い外海なため、この時期風が吹くと時化
るという問題もあり、大会開催が気かがりでなかったが、皆の気持
ちが通じたのか絶好の釣り日和となった。
そして、5時15分頃から、受付を開始、久しぶりに会う参加者、
11回大会以来の再会と和気藹々と受付が終わり、ミィーティング
となり、今回特別参加として「2019年ダイワフレッシュアング
ラー」に鹿児島から初めて選ばれた上園歩美さんなどを紹介し、い
よいよ、乗船、出港で、大会の開催となった。
今回の大会のため、探見丸親機を導入されたゆたか丸艇、そして、
GARMINの最新魚探も購入された、ゆたか丸艇、美千丸艇は最
新魚探で大会に臨んだ。
江口漁港から南の海域は、ゆたか丸さんは強いとのことだが、この
時期は、北の海域の方が、釣れると、串木野漁港を本拠地とする、
美千丸亭、成丸艇の船長様の意見を重視して、北から南に帰りなが
ら釣るスタイルで、全艇北に向かった。
約40分前後でポイントに着き、スタートフイッシング、私のゆた
か丸さんでは、探見丸には、いい反応も出ていて、期待が持てると
思ったが、実際は厳しい状況。
鯛どころか、いつもなら、アタリの多い外道の高級魚のアタリすら
ない、この船から優勝者を出すと意気込んでいた、船長も頭をひね
る、他の船長よりも一足早く、良いサイズが釣れるポイントに移動
したが、中々アタリがない。
1時間半ぐらいして船長同士連絡を取ると、美千丸艇がすでに10
枚近く鯛も釣れており、多い者は一人で3枚以上釣っているものが
数名いるとのことで、成丸艇も上がっているとのこと、一方、こち
らは、さっぱりの中、私に待望のアタリロッドティップが、グンと
持って行かれ、すかさず合わすと、いきなりドラグが悲鳴をあげる
鯛特徴の三段引きでロッドが弧を描いているデカイ、良いサイズだ
とやり取りをしこれで、上げれば三連覇間違いとない思った瞬間、
フッと軽くなりラインブレイク、消沈したまま巻き上げると、テン
ヤから上のリーダーが、切られていた。 アタリからして呑み込ま
れたのだと感じたが、残念!
それから、みよしの参加者にアタリがあり、50cm前後が上がっ
た。 その後、ともの参加者のお父様が良いサイズをかけたが、運
が悪く、12名乗船しているので、他の二人と絡まってしまい、ラ
インを解いている最中に、水面近くまできて軽く60cmオーバー
越えの魚影も見えたが、まだラインが解けていなかったら、一瞬走
られて、フックアウトとなり、またしても二尾目の優勝魚を逃すと
付いていない状況のまま、時が過ぎていった。
良いサイズがかかると、シュモクザメのサメ類ばかりで、鯛は4枚
しか上がっておらず、他船の状況を聞くと、美千丸艇は、30枚近
く上がっており、成丸さんも10枚以上釣れているという中、タイ
ムアップとなった。
ゆたか丸艇では、釣れない釣れないと言っていたし、船長も自分の
責任だと気落ちしていたが、釣りは、釣れないと言っていてもバス
の大会でもそうだが、誰かが必ず釣ってくる。 その時の潮の流れ
タックルの違いなど色々な状況で変わってくるので、表彰式の入賞
者のコメントを聞いてみたい。
そして、1時前後に三艇とも帰港して、検量となった。 ゆたか丸
艇は意気消沈元気がないが、他の二艇は、そこまで落ち込んでいな
い様子中、いよいよ検量となった。
60アップはいないが、近いサイズが3枚ほど上がっている、鯛も
50枚近く上がっているようで、外道もキジハタなど高級魚も上が
っているので結果が楽しみな中、いよいよ表彰式となった。
今回は、遊漁船様が大会で儲けようとは思わないし、江口漁港、遊
漁船の発展・宣伝になればと遊漁船代も安くして頂いた為、また、
各協賛メーカー様からのご協賛などもあったり、今回のBass&Teny
a PROSHOP フィッシングはしば様が協賛ということで、賞品総額
も40万円近くなった。
そして、何より、遊漁船代が安くなった分や満員御礼もあり、経緯
も余裕が少しあった為、優勝者にはひとつテンヤを最初に作った釣
具のニットウ様のご協力で金メダルならぬ、黄金のロッドを特注で
作っており、それを手にする為、参加者も頑張っていた。 また、
他にもロッドが二本も賞品で出ており、そのロッドは誰の手に輝く
のだろうか。
結果発表、そして、初の東シナ海での、第12回錦江湾カップ in
江口漁港を制したのは、地元のいちき串木野市から参加の鍬潟 功
一さんが、56.8cmで、60cmあと少しだったが、見事、あん
たが鯛賞の栄冠に輝いた。
最多枚数は、ゆたか丸の漁労長でもある、鹿児島市の堂園 佳督さ
んが、7枚、ゆたか丸の
船長の甥っ子さんでもある、田中 慎也さんと同枚数だったのだが
堂園さんがサイズが42.5cmと最大魚で大きかった為、うまかっ
鯛賞に輝いた。
そして、がんばっ鯛賞は、8歳の福﨑 智也くん、大物外道賞は、
小野 譲さんのオオモンハタ 45.8cm、上位入賞者の3名は、
美千丸艇からとなった。
表彰式は、ダイワフレッシュアングラーでもあり、MBCのタレン
トでもある、上園 歩美さんが、素晴らしいトークで盛り上げてく
れ、豪華賞品も各自に渡り盛大で終わった。
さて、今回の入賞者のコメントを聞いたら、なるほどという結果が
判った。
ゆたか丸艇は、ほとんどが固定テンヤだったが、入賞者はほとんど
が遊動テンヤだった、ここ最近の釣行結果やゆたか丸さんのHPな
どでは、遊動テンヤの反応が鈍く、前日に3kgオーバーが上がっ
ており、その日も遊動テンヤに反応がなく、固定テンヤでしか釣れ
ていなかったとの情報で固定テンヤで攻めたが、この日のパターン
は、遊動テンヤの方に反応が良かったということだった。
そういえば、昔田辺プロから、鯛ラバとひとつテンヤを同時にする
と、どちらかに反応したら、片方は反応しなくなるよと言われたこ
とがあったが、この日のパターンは、そうだったのかもしれない。
第10回大会と同じパターンだった。
しかし、これが釣りの面白いところで、ちょっとしたことで釣れな
い、別に船長のポイントが間違っていたわけでもなく、釣り人の工
夫の仕方が今回の明暗を分けた結果だった気がする。
しかし、怪我もなく、事故もなく、無事大会が盛大のうちに終われ
たのは、遊漁船様、漁協様、協賛各社様、上園歩美様、そして、参
加者の皆様のお陰だと感謝したい。
本当にありがとうございました。
最後の挨拶の時、秋の陣のことを聞いたら、また、この場所での意
見が多かったので、夜の反省会などで、話し合った結果、11月3
日に秋の陣を開催予定となったので、ぜひ、また参加していただけ
れば幸いです。
遠路はるばる朝早くから、大会に参加していただき、本当にありが
とうございました。
また、秋の陣でお会いしましょう。